「契約した脱毛サロンが突然倒産したら、返金はどうなるの?」
「返金トラブルが起きているって本当?」
脱毛サロンが倒産したときの返金対応は、支払い方法によって変わります。
支払い方法別の返金手続きまとめ
- チャージバック請求:サービス未提供を理由に支払いを停止できる場合あり。
- 抗弁書の提出:残りの支払いを拒否する手続き。
倒産手続きが始まると、裁判所が選任した破産管財人から債権届の提出方法などが通知やウェブサイトで案内されます。
まれに他社が契約を引き継ぎ代替サービスを提供することもあるため、公式サイトや案内文をこまめに確認することが重要です。
また、脱毛サロンが倒産した際の相談窓口は以下の通りです。
- 国民生活センター
- 地域の消費生活センター
- 弁護士(法的手続きの個別相談)
脱毛サロンの倒産は突然発表されるケースが多いため、公式サイトやニュースを常にチェックしておきましょう。
この記事では、倒産した脱毛サロンで返金を受けられる可能性や手続き方法、返金されない理由、さらにトラブルを回避する契約のコツをわかりやすく解説します。
脱毛サロンが倒産した場合に「どう動けばいいか」がわからないとお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
【前払い金保証あり】
倒産リスクを避けたいならストラッシュがおすすめ!
ストラッシュの前払い金保証について

前払金保証サービスとは、脱毛サロンの事情で施術が受けられなくなった場合でも、金銭的な負担をせずに契約に基づいた返金を受けられる仕組みです。
「万一のときにお客様を守る」ために導入された制度であり、安心して契約していただけるよう備えられています。
参考:ストラッシュ公式サイト│前払金保証とは

ガイド・編集者
脱毛コラム「LASSH+」編集部
脱毛サロンが倒産したら返金は受けられる?
契約方法が分割支払い関連の方法なら、未施術分について返金される可能性がありますが、現金一括払いだと返金が難しいケースが大半です。
実際に、倒産に巻き込まれた人たちの口コミやニュース報道からも、厳しい現実が浮き彫りになっています。
ただし、「脱毛サロン倒産時の返金方法を5ステップで解説」で解説している手続きを踏むことで解決できるケースもあるため、返金トラブルに巻き込まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ローン契約や分割払いの残りはどうなる?
結論として、サロンが倒産してもローンや分割払いの契約は信販会社や金融機関との契約であるため、原則として支払い義務は残ります。
ただし、次の場合には「返金」や「支払い停止」が可能です。
- 施術を受けていない分がある場合
- クレジットカードで決済していた場合
- 消費者センターや弁護士に早期相談した場合
一方で、既に受けた施術については「役務提供済み」とされ、返金は難しい点に注意が必要です。
正しい手続きを踏むことで救済を受けられるかもしれないため、まずは上記の項目にひとつでもあてはまるかを確認してください。
脱毛サロン倒産による返金問題の現状は?

引用:国民生活センター│脱毛エステにおける倒産トラブル(令和6年3月)
国民生活センターが管理するPIO-NETのデータによると、2022年以降、倒産・返金に関する相談件数が右肩上がりとなっています。
2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
---|---|---|---|---|
倒産の相談件数 | 210件 | 116件 | 6,786件 | 4,657件 |
返金の相談件数 | 666件 | 1,391件 | 7,726件 | 3,961件 |
【脱毛サロン倒産をきっかけとした相談事例】
- 30万円のローン契約を組み、半分支払い済みの状態でサロンが倒産。抗弁書を提出したが「既に複数回施術を受けているため支払い停止は認められない」と信販会社に断られた。
- 15万円の個別クレジット契約をした直後に倒産通知。1度も施術を受けていないため、クレジット会社に支払い停止の抗弁を申し立てを行う。
- 現金で約40万円を一括払いしていたが、サロンが突然倒産。施術回数は十分受けていたため返金は期待できず、他事業者の救済を模索している。
出典:国民生活センター│脱毛エステにおける倒産トラブル(令和6年3月)
相談件数が伸びた理由は、「脱毛ラボ」「シースリー」「銀座カラー」「ビー・エスコート」「ミュゼプラチナム」など、大手脱毛サロンの倒産が相次いだことが関係しています。
急な倒産の連続により、利用者の多くが返金されないという理由で相談件数が増加しています。
2025年10月時点で倒産した脱毛サロンの最新情報を知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

脱毛サロン倒産時の返金方法を5ステップで解説

サロンが倒産した場合に全額返金を受けられる可能性は低いですが、次の手続きを取れば「未施術分の返金」や「支払い停止」ができる場合があります。
絶対ではありませんが、5ステップを進めていくことで、被害を最小限に抑えられるかもしれません。
契約書と支払い方法を確認する
まず最優先で行うのが、以下に示す契約書・領収書・支払い方法の確認です。
- 支払方法は何を選んだか?(現金・クレジット・ローン)
- 契約金額が5万円以上か?
- 施術回数が残っているか?
- 契約書に「前受金保全措置」の記載があるか?
以下の項目にあてはまる方は、返金されることもあります。
サロン・破産管財人に返金請求を出す
STEP1の項目のうち現金払いをしている方は、破産管財人(破産者が保有している財産を管理・処分する権利をもつ人)に対して「債権届出」を行うことにより、返金を受けられる場合があります。
ただし返金額はほとんどゼロか、ごくわずかにとどまるのが現状です。
クレジットカード会社へ「支払い停止の抗弁」を申し立てる
契約時にローンやクレジットカード払いをしている方は、支払い停止の抗弁(割賦販売法)を活用できます。
(出典:日本クレジット協会「支払停止等の抗弁に関する手続きについて(ご案内)」)
施術が未提供の分について、カード会社に支払い停止を申し立てる手続きのことであり、「抗弁書」を提出することで、引き落としを止められるかもしれません。
抗弁書の提出を怠ると、施術を受けられないまま支払い義務だけが残るリスクがあるため、必ず申し立てを行いましょう。
弁護士・消費者センター(188)へ相談する
「返金を請求したが断られた」「信販会社との交渉が難しい」という場合は、以下の専門機関に相談しましょう。
- 消費者ホットライン(188):全国の消費生活センターに接続し、無料で相談できる
- 弁護士事務所:返金交渉や破産債権の届出を代理してくれるが、弁護士費用がかかる
まずは無料で相談できる消費者ホットライン(188)を利用してから、対応が難しいとわかった場合には、弁護士事務所への相談を視野に入れてみましょう。
(出典:消費者庁「消費者ホットライン」)
他サロンの救済プランを検討する
ここまで説明した方法で返金が難しいなら、他サロンが提供している次のような「救済プラン」を利用して、安く脱毛を再開する方法もあります。
- 倒産サロン契約者限定割引
- 乗り換え割
途中で脱毛が止まっており継続を検討している方は、脱毛サロンが提供している救済プランを公式サイトからチェックしてみてください。
脱毛サロン倒産で返金されない主な理由は?

脱毛サロンが倒産し、以下の項目に当てはまる場合は、返金される可能性はごくわずかです。
- 前払い一括で現金払いしていた
- 債権届を出していない
- サロンに資産が残っていない
ここでは代表的な3つの理由を解説します。
前払い一括で現金払いしていた
一番返金が難しいのが、現金をまとめて払ってしまったケースです。
サロンが倒産すると、そのお金は「他の利用者や取引先と一緒に分け合う扱い」になってしまいます。
そのため、サロンにお金が残っていなければ、返ってくる可能性はゼロ、あってもごくわずかにしかなりません。
現金払いをしていて、返金対応が受けられないケースでは、自分で救済措置があり倒産リスクの少ないサロンに乗り換えるのが、現実的な選択です。
乗り換え時には総額費用・支払い方法・返金保証制度の有無を必ず確認するようにしましょう。
債権届を出していない
脱毛サロンが倒産した後、次にあてはまる方は配当の対象にならず、返金の可能性がゼロになります。
- 倒産した旨が書かれた通知を見逃した
- 債権届の手続きをしなかった
倒産後に返金を受けるためには、破産管財人に対して「債権届出」をする必要があります。
債権届は通常2か月以上の期限があるため、今後、利用している脱毛サロンが倒産した場合にはすぐに手続きをしてください。
出典:裁判所│【会社法】債務弁済許可申立事件についてのQ&A
サロンに資産が残っていない
正しく請求しても、倒産した脱毛サロンに分配できる資産が残っていなければ返金を受けられません。
たとえば、2025年8月18日に破産手続きを開始したミュゼプラチナム(MPH株式会社)は、負債が免責され返金されない状況に陥っています。
出典:MPH株式会社破産管財人ホームページ│破産手続開始決定のお知らせ
特にエステサロンや脱毛サロンでは、広告費や人件費で資金繰りが悪化して倒産するケースが多い傾向です。
顧客に返すお金が残らない場合もあるため、返金トラブルにつながりやすいと覚えておきましょう。
脱毛サロン倒産時の返金トラブル避けるためにできること
倒産による返金トラブルを避けるのは難しいため、今後、脱毛サロンを選ぶ際には、次のポイントを押さえて契約するのがおすすめです。
- 都度払い・少額プランを選ぶ
- クレジットカード払いを活用する
- 経営状況や評判を調べる
現金一括払いはリスクが高く、倒産時にお金が戻らない可能性が大きいので、紹介する3つの方法で契約しましょう。
都度払い・少額プランを選ぶ
まずは、大金を一度に払わないことが重要です。
1回ごとの都度払いや少額の短期プランなら、仮にサロンが倒産しても損失を最小限に抑えられます。
もちろん利率などはかかりますが、都度払いや少額プランを選んだ方が倒産による返金リスクを避けやすくなります。
クレジットカード払いを活用する
脱毛サロンの倒産による返金トラブルを避けたいなら、現金一括よりもクレジットカード払いを選ぶのが安心です。
カード払いなら、万が一サロンが倒産して施術を受けられなくても、法律やカード会社の仕組みを使って返金を求められることもあります。
対して、現金払いではこうした救済ルートがほぼありません。
クレジットカード払いは「もしものときに備えられる保険」のようなものであるため、現金よりも安全に利用できます。
経営状況や評判を調べる
脱毛サロンの倒産リスクを避けるためにも、契約前に次の方法でサロンの経営状況や評判を調べておきましょう。
- 口コミ情報(Googleマップや口コミ投稿サイトなど)
- ニュース情報
- SNSの投稿
特に「予約が取りにくい」「閉店のうわさがある」「解約時に対応が悪い」といった口コミは、倒産前のサインであることが少なくありません。
実際、アリシアクリニックなどでは、従業員に「声掛けも一切するな」というように、破産の予感を隠す動きもありました。
(出典:TBS NEWS DIGニュース情報)
倒産について店舗では教えてもらえないため、ネットの情報などを参考にする必要があります。
倒産しても返金される脱毛サロンを選ぶポイント
万一サロンが倒産しても返金を受けられる可能性を高めたいなら、契約前に支払い方法や契約内容をしっかり確認しておくことが大切です。
脱毛サロンは、支払いの仕組みや契約書の条件によって倒産時の返金可否が変わるため、以下のポイントを確認しながら店舗を比較しましょう。
- 支払い方法は現金一括よりもカード払い・ローン払いか?
- 契約金額・施術回数は無理なく設定されているか?
- 役務提供の範囲(消化済み回数)はどうか?
- 契約書に「前受金保全措置」の記載があるか?
つまり、「支払い方法」「契約条件」「契約書の記載」を事前に確認することで、倒産時の返金リスクを避けやすくなります。
近年では、倒産に対する不安の備えとして、倒産保証を用意している脱毛サロンも増えているため、事前に確認してみてはいかがでしょうか。
脱毛サロン倒産時の返金に関するよくある質問
脱毛サロン倒産時の返金について、よくある質問を紹介します。
まとめ
結論として、脱毛サロンの倒産は決して珍しいことではなく、返金トラブルは誰にでも起こり得るリスクです。
また、記事を通じて解説したとおり、倒産トラブルを避けるためにも以下を抑えて脱毛サロンを利用しましょう。
- 都度払い・少額プランを選ぶ
- クレジットカード払いを活用する
- 脱毛サロンの経営状況や評判を事前に確認する
- 「前払金保証」などの制度がある脱毛サロンを選ぶ
特に、「倒産しても返金される仕組みを持つサロン」こそ、安心して通えるサロンの条件です。
ストラッシュは脱毛業界で初めて「前払金保証制度」を導入しており、万が一施術が受けられなくなった場合でも未施術分の返金が保証されます。
倒産リスクを避けたいなら、まずは無料相談をご利用ください。